【研修報告】『ヤングケアラーの現状と課題~主任介護支援専門員に求められる支援~』(12/19(火)開催)

R5年度 沖縄県主任介護支援専門員フォローアップ研修報告

令和5年12月19日(火)に、沖縄大学福祉文化学科教授の名城健二氏を講師にお招きし、『ヤングケアラーの現状と課題~主任介護支援専門員に求められる支援~』をテーマに沖縄県主任介護支援専門員フォローアップ研修を、沖縄県総合福祉センターゆいほーるにて集合形式で開催いたしました。

久しぶりの集合形式での開催でしたが、申し込み開始から一週間で定員120名に達し、その後もキャンセル待ちの問い合わせをいただくなど、多くの方々の関心の高さが覗えました。

今後、ヤングケアラーに対する支援は非常に重要であり、国や地方自治体はヤングケアラーの支援体制強化に向け、相談窓口の設置など、体制を整備していくとされています。
その中でも主任介護支援専門員に期待される役割は大きく、今回の研修では、ヤングケアラーが適切なサポートを受けながら健康的な生活が送れるように支援する重要な役割をはたすために、何が求められるのかを講義・演習を通して学びを深めました。
 

名城先生の熱い講義の後に、グループワークで行ったロールプレイでは受講者の皆様のとても熱い思いが会場を包みました。
研修終了後のアンケートでは、『介護を担う子供たちへの意識が変わった』『家族構成の部分をしっかりアセスメントすることが重要で、ヤングケアラーと思われる子供の対応に関しても時間をかけ信頼づくりが大事』『社会全体での支援を早急に立ち上げるべきだと感じた』『多問題を含んでいるので関係機関で情報共有を密に図っていくことが大切』など、気づき・学びが多く得られたとのご意見や感想を多くいただきました。
 

ヤングケアラーの負担を軽減し、子供たちが将来に向けて希望を持ち続けられるような社会になってほしいと心から願い、そのために自分達できることは何か?と考えるいい機会になりました。名城健二先生に心より感謝いたします。

今後も会員の皆さんにとって実りある素敵な研修を企画していきたいと思いますので、ぜひご参加・ご協力をよろしくお願いいたします。
                                                             
                                                      文責者:組織会委員 広報 金城祥子